糖尿病・1日の栄養バランス(摂取カロリー・栄養素)

糖尿病

1日の栄養バランスについて

肉や野菜が揚げ物がすきな人は、野菜が不足しがちです各栄養素をバランス良くとることが大切です。1日の栄養バランスについてについてついて紹介していきます。

1日の摂取エネルギーを3食で均等にとる

1日の適正なエネルギー摂取量
食事療法での1日の適正なエネルギー摂取量は 食事療法ページの計算式で算出します。また、糖尿病と診断され、医師が治療計画を立てる場合は、年齢・性別・身長・体重・仕事量・生活習慣・血糖値の状態などから「指示エネルギー量」が算出されるので、これに従います。1日に対して良いエネルギー量は、朝、昼、夕の3食で同じように均等に分けるのが理想的です。たとえば、1日の摂取量が1600kcalだとすると、朝400kcal、昼500kcal、夕500kcal、残りの200kcalを間食にあてるなどです。ただし、現在の日本の生活では、朝食にご飯・おかず・汁物が揃った食事をとるのが難しい人も多くいます。こういった場合は、朝食を生ジュースと小さめのパン、もしくは果物1個とコーヒーなどにして、200~300kcalをあてます。昼食と夕食はそれぞれ600~650kcalとし、間食は100~200kcalとします。なお、1日のトータルの摂取量を守っても、一度にまとめ食いをすると、膵臓はいっそう疲弊し、食事療法の効果は出ません。

5大栄養素をバランスよくとる

3大栄養素
1日のエネルギー摂取量とともに大切なのが、栄養のバランスです。人間の成長や生命維持に欠かせない3大栄養素である炭水化物(糖質)、脂質、たんぱく質に、ビタミンとミネラルを加えた5大栄養素を過バランス良くとります。糖尿病になった人のなかには、血液中の糖質を減少させようとして、炭水化物を必要以上に制限する人がいますが、糖代謝のメカニズムは、その種の方法ではコントロールできません。体力がなくなり、新陳代謝も低下してしまいます。ビタミンとミネラルに関しては、微量な単位となりますが、現代人の生活では不足しがちな栄養素なので、野菜、果物、乳製品、豆製品などから努めてとるようにします。

糖尿病の食事療法で大切な5大栄養素

栄養素は、単独で作用するのではなく、他の栄養素との連携によって、健康を維持するように働きます。バランスよく食べることは、体の各機能の調子を整えるベースになります。

炭水化物

飽和脂肪酸が多い食品・料理体や脳を動かすエネルギー源なります。
穀類、豆類に多く含まれます。1g4kcal。

脂質

体のエネルギー源となるほか、細胞腰や血液の成分となります。
油脂、肉、魚、種実など。1g9kcal。

たんばく賞

筋肉や臓器など、体の組織を構成します。
肉、魚介、豆類、乳製品など。1g4柚。

ビタミン

3大栄養素の代謝を円滑にし、体の各機能を整えます。
現在までに13種が確認されています。

ミネラル

骨や歯を作り、体の機能を整えます。