糖尿病

血糖値を下げる食品・アボガド

アボガドの栄養価は果物でダントツで、最も栄養価の高い果物として、ギネスブックでも認定されています。食物繊維はレタスの5倍もあります。アボガドの効果について紹介していきます。

善玉の不飽和脂肪酸が豊富

合併症を予防

アボカドサラダ
アボカドは野菜と思われがちですが、じつは果物です。不飽和脂肪酸のオレイン酸やリノール酸、ビタミンA、ビタミンC、カリウム、マグネシウム、リンを豊富に含んでおり、最も栄養価の高い果物として、ギネスブックでも認定されています。アボカドは「森のバター」と呼ばれるように脂肪分が多く、果肉の20%は脂肪です。ただし、その80%が不飽和脂肪酸なので、善玉コレステロールを増やす働きがあり、また、コレステロールの吸収を抑えるβ-シトステロールと呼ばれる成分も含まれるので、コレステロール値を気にせずに食べることができます。

レタスの5倍の食物繊維

アボカド・黒い皮
また、100g中の食物繊維も、レタスの5倍ほどと非常に豊富です。そのため、糖質の吸収が抑制され、食後血糖値の上昇が抑えられます。加えて、便秘や動脈化の予防にも有効です。ビタミンやミネラルもバランスよく含まれ、なかでも老化防止に効くビタミンE、鉄分、カリウムなどを多く含み、さらにはグルタチオンという成分も含まれており、肝機能障害を抑制するのにも効果的です。生食の果物のなかではエネルギーが最も高いので、1日の摂取量は2分の1個くらいに。皮の黒いものを選ぶと、ちょうどよい熟し具合になります。