糖尿病(血糖値)とストレスの関係

糖尿病

低血糖症の症状と原因について

糖尿病は遺伝的素因に、好ましくない食生活、生活習慣が重なったときに発症しますが、近年、糖尿病発症の引き金になるものとして 「過剰なストレス」が注目されています。糖尿病とストレスの関係について紹介していきます。

過剰なストレスが糖尿病のきっかけになる

糖尿病とストレスの関係私たちを取り巻く社会には、さまざまなストレスがあふれています。ストレスには、寒さや痛みなどの身体的なストレスと、家事、仕事の重責、人間関係、将来や老後への不安など精神的なストレスに加え、大気汚染、騒音、食品に含まれる添加物の増加、OA機器の多用など物理的・化学的なストレスも増大しています。
こういうストレスが重なると、心身は疲労状態におちいり、自律神経や内分泌機能に異常が起こります。その結果、糖代謝がスムーズに行われなくなり、血糖値が上がります。精神的ストレスの過剰によってうつ状態になっている人の場合、血糖値がいったん上がってしまうと、いつまでも下がらないという現象がみられることが知られています。加えて、過度のストレスは、過食や偏食、お酒の飲み過ぎを招きやすく、生活習慣病の根源である内臓脂肪型肥満を増長します。内臓脂肪が蓄積されると、そこから分泌するホルモンがインスリン感受性を低下させ、インスリン抵抗性の状態におちいり、高血糖が引き起こされます。

高血糖を改善するにはストレスの解消が不可欠

このように、ストレスをため続けると、
ストレス⇒自律神経・内分泌系異常⇒糖代謝異常
ストレス⇒過食・偏食、過度の飲酒⇒肥満⇒インスリン抵抗性=糖代謝異常
という2つのルートで悪循環が進み、高血糖が更に深刻な状態となってしまいます。よって、高血糖の改善には、ストレスの解消も不可欠です。ただし、食事療法や運動療法と比べると、個人の努力ではなかなか変えられないことも多くあり、計画を立てて実行するという類いのものではありません。しかし、日々の精神的・身体的苦痛を少しずつ減らすことで、ストレスは次第に軽減され、心と体がリラックスした状態となり、血糖コントロールも良好に進みます。

ストレスと血糖値上昇のメカニズム

私たちの心身にもたらされる精神的・物理的ストレスは、次の①~④のような流れで血糖値を上げます。

①過度の精神的・物理的ストレスを受ける

仕事上のプレッシャー、過労、人間関係の悩み、家族との不和、生活環境の変化、身内の不幸ごと、経済的な悩み、将来への不安、病気、寒暖の変化、騒音など

②脳の視床下部や下垂体から、抗ストレス・ホルモンを多量に分泌する指令が出る

●視床下部⇒交感神経⇒副腎髄質からアドレナリン分泌
●視床下部⇒下垂体前葉→副腎皮質かららコルチゾール分泌

③インスリンの働に悪影響が

アドレナリンやコルチゾールは、ストレスに対抗できるよう、血糖値を高めて体を活動的な状態にします。その結果、血糖値を下げるホルモンであるインスリンの働きや分泌が抑制されます。

④血糖値が上がる 

その他、血圧上昇、心拍数の増加、免疫力の低下なども起こり、この状態が続くと、さまざまな生活習慣病が誘発されます。

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