シークヮーサー・健康・栄養・効果【糖尿病食事療法】

糖尿病

血糖値を下げる飲料・シークヮーサー

シークヮーサーに含まれるノビレチンは、血液中でインスリンの働きを助け、血糖値を正常に保つと考えられています。シークヮーサーの効果について紹介していきます。

豊富なポリフェノールを含む果物

インスリンの働きを助ける(1日の目安量・40~60ml)

シークヮーサー・ノビレチン
シークヮーサーは、沖縄を中心に群生する野生種の柑橘類です。名前の由来は、沖縄の言葉で「シー」は酸、「クワーサー」は食べさせる、という意味からそう呼ばれます。すだちに似た形と果皮で、緑色の未熟なものは酸味が強く、黄色に熟すと甘味が加わります。シークヮーサーには、抗酸化作用があるポリフェノールが多く含まれており、フラボノイドの一種であるノビレチンがその代表成分です。ノビレチンは、血液中でインスリンの働きを助け、血糖値を正常に保つと考えられています。加えて、血圧を安定させ、ガン細胞の増殖を抑える他、ガンの細胞死を促す働きがあることも報告されています。

疲労回復、美肌にも効果的

シークヮーサー・ジュース
シークヮーサー100%果汁に含まれるノビレチンは、100g中、他の柑橘類の2~12倍もあり、皮部分では400倍にものぼります。その他、クエン酸、ビタミンC、ビタミンB群、カロチン、各種ミネラルも多く、疲労回復、活性酸素の排除、美肌などにも効果的です。100%ジュースは濃度が濃過ぎるので、 5~8倍の水で薄め、少量のハチミツを加えて飲みます。また、レモンなどの代わりに焼魚に添えたり、サラダドレッシングに代用するのもおすすめです。