糖尿病

血糖値を下げる飲料・ギムマネ茶

ギムマネ茶は麦茶感覚で飲める健康茶で、膵臓のβ細胞成長を促す成分や、味覚が変わる不思議効果もあります。ギムマネ茶の効果について紹介していきます。

膵臓のβ細胞成長を促進・ダイエット効果も

糖吸収を抑える(飲用・食前)

ギムマネ・不思議な味覚効果
ギムネマの正式名は、ギムネマ・シルベスタといいます。インド原産の常緑ツル性植物で、インドのほか、中国南部、台湾などに分布しています。インドの伝統医療、アーユルヴェーダでは、この葉を糖尿病や肥満に効くハーブとして古くから用いています。ギムネマのいちばんの特徴は、味覚に影響を及ぼすことです。ギムネマ茶を飲むと、約30分間程度、甘味と苦味を感じなくなります。その結果、甘味あるいは苦味を持つ食品に対する食欲がなくなり、肥満防止に効果的といわれています。ただし、酸味や渋み、辛味には影響しません。

ギムネマ独自の成分ギムネマ酸

ギムネマ茶の持つこれらの不思議な作用は、独自の成分ギムネマ酸によるものです。この成分は血糖コントロールに効果的であると実証されており、小腸からの糖の吸収を遅らせ、食後血糖値の急激な上昇を抑えるのに有効です。さらに、膵臓のβ細胞の成長を刺激して、インスリン分泌をよくする働きがあるとも考えられています。その他の成分としては、カルシウム、カリウム、マグネシウムなどが豊富なので、不足しがちなミネラル類の補給にも役立ちます。

ギムネマ茶は食前に飲むのが効果的

ギムネマ茶のギムネマ酸
ギムネマ茶は、煮出したほうが有効成分が抽出しやすいので、ティーバッグ・タイプも煮出してから飲みます。また、血糖コントロールのためには、食前に飲むのが効果的です。飲んでから約30分は甘味を感じにくくなることに注意し、料理やデザートなどに砂糖を多用しないよう気をつけましょう。ギムネマ酸を摂取できるものとしては、ほかにサプリメントもあります。